重要なお知らせ[2]

このたび、平成20年11月28日新聞社各社の朝刊上、便秘薬として広く医療機関で処方されている、酸化マグネシウムの製品(粉末及び錠剤が流通)を服用していた患者さんの中に、死亡例と副作用が発現した例が報道されました。

一例に毎日新聞の記事を掲載します。

<酸化マグネシウム>便秘薬など副作用15件、うち2人死亡
11月27日19時11分配信 毎日新聞 
  便秘や胃炎に広く使われている医療用医薬品「酸化マグネシウム」の服用が原因とみられる副作用報告が05年4月~今年8月に15件あり、うち2人が死亡していたことが、厚生労働省のまとめで分かった。高齢者に長期間処方しているケースも多いことから、厚労省は血液中のマグネシウム濃度の測定など十分な観察をするよう、製薬会社に使用上の注意の改訂を指示した。
  酸化マグネシウムは腸の中に水分を引き寄せて腸の運動や排便を助ける効果があり、各製薬会社の推計使用者は年間延べ約4500万人に上る。
  15件の副作用は、服用が原因で意識障害や血圧低下などにつながった可能性が否定できないケースで、全員が入院した。このうち認知症などの病気を持ち、他の薬と併用して長期投与を受けていた80代の女性と70代の男性が、ショック症状などを起こし死亡した。15人中13人は、服用を半年以上続けていたとみられる。
  酸化マグネシウムは薬局で買える市販薬にもある。厚労省はこの成分を含む製品を副作用の危険が最も低い3類から、薬剤師らに情報提供の努力義務が課せられる2類に引き上げることを決めた。市販薬での副作用報告は今のところないという。【清水健二】

  厚生労働省医薬食品局が医療従事者等に発信をしている、『医薬品・医療機器安全性情報』No.252号の関連URLを掲載しますのでご一読下さい。
http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_anzen/anzen2008.html

市販薬の現況について
酸化マグネシウムが主剤の一般用医薬品の品名、発売メーカー名を掲載します。
『アストルベン錠』佐藤薬品工業-日本ダルム株式会社
『イオナミン』ゼットイオン研究所-ゼットイオン薬品
『スムージア』富田製薬
『スラーリア便秘薬』ロート製薬
『スルーシア』グレートアンドグランド
『マグスルー』富田製薬-ヤマト樹脂光学
『マリンマグ』三保製薬研究所
『3Aマグネシア』佐藤薬品工業-フジックス
『3Aマグネシア』佐藤薬品工業-フジックス-三洋薬品工業

酸化マグネシウムは日本薬局方に定める基本的な、制酸剤および瀉下剤で歴史も古く、毎日新聞の記事中にもありますが年間延べ4,500万人位の多くの人に使用されています。
こんなに多くの方々に使用される訳は、便秘薬としては物理的な作用で効果を発揮する酸化マグネシウムは、刺激が低く、とても便通をコントロールしやすいためなのです。
市販の酸化マグネシウムを服用する点で注意しなければならないことは、長期間服用する場合、血清マグネシウム濃度を医療機関で測定してもらうことが大切です。
一般用酸化マグネシウムの製品について、使用方法について詳しくお尋ねになりたい方はお買い求め先の薬剤師、薬種商(登録販売者)にお尋ね下さい。
尚、今回の死亡例で測定されたマグネシウム血中濃度はおおよそ15~17mg/dLでした。正常値は1.8~2.4mg/dLです。
お通じをつける為に酸化マグネシウムを漫然と長期間にわたり、また大量に服用されることだけは絶対におやめいただきたく存じます。
尚、日本ダルム株式会社は、一般用酸化マグネシウム取扱薬局薬店様に今一度、正しく情報を発信して頂くよう徹底致します。

日本ダルム株式会社は昭和62年7月にアストルベン錠を発売しました。1日の最大使用量として6錠まで使用できること、そして6錠中に含有する酸化マグネシウム2,000mgとしました。
病院で処方される酸化マグネシウムの調整はとても微妙なところから、弊社もそれに合わせるように6錠で2,000mgとして、適量を分服できるように、また減量などコントロールしやすいように製品化しました。
酸化マグネシウムについてまた、使用方法について何なりとお尋ねいただければ幸いです。

2008.02.15 日本ダルム株式会社 学術部