アストルベン錠の便秘3タイプへの作用と刺激性下剤の比較

 

けいれん性便秘

けいれん性便秘の型 不安等の精神的ストレス、刺激性の食べ物の影響が多い。便は停滞し、水分が吸収され細かく分解されたコロコロ便で量が少ない。便意は強いが排便後も残便感がある。胃大腸反射は強いが腹痛も伴う。

【アストルベン錠】
浸透圧性下剤を使用した場合

食事による胃大腸反射及び総蠕動運動を繰り返すたびに、硬化した便は流動化され、細くけいれんしている腸管内もスムーズに通過する。胃大腸反射はあるタイプなのでリズムを戻すことは容易である。

刺激性下剤を使用した場合
(おなかの痛くなる下剤)

・刺激性下剤による不規則で、強制的な蠕動運動で排便を促す。(浣腸も含む)
・使用後腹痛を伴い排便後もすっきりしない傾向にある。
・最初はよく効くが習慣性を伴う傾向にある。逆に頑固な便秘に移行することもあるので、1週間以上の連用を避けることが望ましい。
・腸内細菌のバランスが良くない状態では生薬便秘薬は効きにくい。

 

弛緩性便秘

弛緩性便秘の型 太くて硬い便になり便を送り出すのに時間を要する。便意が少なく、胃大腸反射は弱く下剤が効きにくい。長期にわたって、持続性進行性があるのでやっかいなタイプ。排便後も残便感、膨張感が残るタイプ。腸の筋力に乏しい女性・老人に多いいわゆる腸がたるんでいるタイプ。

【アストルベン錠】
浸透圧性下剤を使用した場合

食事による胃大腸反射及び総蠕動運動を繰り返すたびに、硬化した便は流動化され、細くけいれんしている腸管内もスムーズに通過する。胃大腸反射はあるタイプなのでリズムを戻すことは容易である。

刺激性下剤を使用した場合
(おなかの痛くなる下剤)

・刺激性下剤による不規則で、強制的な蠕動運動で排便を促す。(浣腸も含む)
・日常活動的でない分、使用後は痛みの伴いも大きく残便感、膨満感が残るタイプ。
・筋力が落ちている腸管にムチを打つ状態で排便をつけると習慣性を呼び込むので、注意が必要。
・腸内細菌のバランスが良くない状態では生薬便秘薬は効きにくい。

 

直腸性便秘


便意がきちんと伝達されているにもかかわらず、無理して排便を拒んだり無視すると神経伝達のタイミングが狂いタイムリーな排便を忘れるようになる。

直腸性便秘 形としては固型の正常な形をしているが、先端部分は長期に停滞しているので、便は固いタイプ、排便習慣を乱して直腸に便を溜めている。便意を無視しなければ回復は早い。先端部の便を排便した後の自己管理が必要。

【アストルベン錠】
浸透圧性下剤を使用した場合

・食事による胃大腸反射及び総蠕動運動で便意を感じたときに我慢をしないこと。
・アストルベンを服用することにより流動化されるので無理に我慢もできなくなり、また裂傷の心配もなくなる。
・続けることにより直腸の便意は良くなっていく。

刺激性下剤を使用した場合
(おなかの痛くなる下剤)

・刺激性下剤による不規則で、強制的な蠕動運動で排便を促す。(浣腸も含む)
・下剤の刺激によりS字結腸、直腸に炎症を起こしたり、胃大腸反射が鈍化するおそれがあるので、最小限に留めることが必要。
・肛門に裂傷を起こしやすい。
・腸内細菌のバランスが良くない状態では生薬便秘薬は効きにくい。

 

番外:症侯性便秘(別名:器質性便秘)

直腸性便秘 図のような病気のため腸内の便の通過を妨げる場合があるので、自己診断はせず受診することが大切である。