アストルベン錠 Q&A

おなかは痛くなりませんか。

本剤は腸内に水を溜めることにより、腸内容物だけを軟らかくして、腸の神経を直接刺激することがないために穏やかなのです。

不規則なお通じで困ることはありませんか。

腸の神経を直接刺激することがないため、便意を感じてもしばらくは我慢ができます。

すぐに便通がつきますか。

本剤を初めて服用したときは、3時間〜8時間の時間を要しますが、常用し始めると定期的に便意を感じるようになります。特に頑固であったり、長年便秘の方は最初は1〜2日の時間を要することもあります。

便の形はどのようになりますか。

本剤の服用量にもよりますが、軟便もしくは水様便になります。

くせになりませんか。

腸の神経を直接刺激しないので刺激への慣れが無く、また、排便のきっかけをつかんだら、徐々に服用量を減らすことができます。

どのようなタイプの便秘にも効きますか。

便秘のタイプには、神経過敏なタイプ・腸に筋力が無いタイプ・いきめないタイプ・刺激剤に頼りきっているタイプなどがありますが、アストルベン錠はタイプを選びません。ただし、糖尿病性神経炎の方には効きづらく、また、腸に病気を持っている方は使用しないほうが良いでしょう。

よく使われていますか。

日本では200年前から便秘薬・整腸薬で使われていて、今では年間延べ4,500万人の人に服用されています。「日本薬局方」の医薬品でもあり、生薬に入っている成分でもあります。

 

二つのタイプの便秘薬のまとめ

浸透圧性下剤の
大腸に対する影響
(おなかに水を引き込むタイプ)
  • 腸内容物の流動性が高まるので、食後に起こる総蠕動運動が微かでも便は送り出されるようになる。(本来の便意に関する信号の伝達が回復される)
  • 胃大腸反射の伝達も回復する。
  • 腸内容物は保水性を持続するので硬化しない。
  • 大腸を化学的(刺激性薬物)に刺激しないため痛みを伴わない。
  • 服用中は軟便もしくは水様便で調節することができる。
  • 便秘を治癒させる生活習慣の組立が容易である。(有効量の幅が広く、加減がしやすい)
  • 便秘のタイプを選ばない。(但し、症候性便秘の場合は使用を避ける)
  • 薬に慣れ、効き目が薄れることが少ない。
  • 腸粘膜への障害がない。
  • 腸内細菌バランスを考慮しなくても良い。
大腸刺激性下剤の
大腸に対する影響
(おなかに痛みを感じるタイプ)
  • 大腸に化学的(刺激性薬物)に蠕動運動を誘発させるため、急性期に使用すると効果は速い。
  • 漫然と使用すると、本来の胃大腸反射の伝達系の感受性が乏しくなるので注意を要する。
  • 服用後、痛みを伴うケースが多くなる。
  • 不規則な蠕動運動を誘発する傾向にある。
  • 1つの刺激性下剤に慣れが多くなると、また別の強力な刺激剤に依存しがちになるので、注意が必要。
  • 便秘を治癒させる生活習慣の組立が難しい。
  • アントラキノン系の刺激剤を連用すると一過性の色素沈着(大腸メラノーシス)を呈するので注意が必要。
  • 腸粘膜の障害を起こす傾向にあるため、服用は慎重にしなければならない。
  • 服用する生薬では、腸内細菌の働きにより、薬の効き目を左右するのでよく観察することを要する。
  • 大腸刺激性下剤に関してはコチラにも詳しく記載されています